病院では患者さんの診療記録(いわゆるカルテ)を5年間保存することが義務づけられています。
診療情報管理室の業務はこれからのカルテを管理することですが、単なる保管ではなく、そこから得られる貴重な情報を「活かす」事ができるよう統計資料を作成し、医療の安全管理と質の向上をサポートする部門です。
業務内容
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DPCコーディング業務、DPCデータ提出 |
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DPCコーディング業務は主治医が決定した病名を基に、コーディングテキストに沿って医師に確認作業を行い、分類を行っています。また、DPC参加病院としてDPCデータ様式1(カルテからの匿名化情報として傷病名や入院目的など約100項目に上る情報の調査データ)を作成し、厚労省へ提供しています。
DPCによる入院料の計算方法
急性期病棟に入院された方の医療費は「DPC/PDPS(診断群分類別包括支払い制度)」に基づいた「包括」方式で計算します。(長期にわたる入院や一部の治療等については、同制度の対象外となる場合があります) 診断群分類は「医療資源を最も投入した傷病」により決定されます。一入院中に複数の傷病に対する治療を行った場合でも、診断群分類を1つだけ主治医が選ぶことになります。「医療資源を最も投入した傷病」は入院全期間を通じて人的、物的医療資源を最も多く投入した傷病名を指します。
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統計業務 |
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救急車・救急外来統計業務、紹介率、DPCデータを用いた分析・資料作成を行っています。 |
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入院診療録の保管・管理 |
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当院では、電子カルテが導入され、診療現場において、医師、看護師、その他医療従事者によって、診療記録や指示入力などそれぞれの分野で診療情報を記録し、ネットワーク上で共有されます。共有すべき記録内容を確認しつつ、記載事項、各種書類等の不備がないかを点検し、保管・管理を行っています。 |
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診療録の開示 |
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当院は患者様が病気と診療の内容を十分に理解し、納得した上で医療を受けていただくというインフォームドコンセントの理念に基づいて、患者様がご希望された場合には診療録の開示を行っています。 |
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全国がん登録 |
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「がん登録等の推進に関する法律」により、長崎県のがん登録室へ届出を行っています。 |
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各種委員会 |
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診療録委員会、DPCコーディング委員会等を定期的に開催し、診療記録の質向上、適切なコーディングなどに努めています。 |
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